写真家・緒方秀美 / 第2回 10.10 SAT
一枚の写真に励まされた人が、
いま世界に桜を植えている
ロックスターへの憧れから始まった道
そのまなざしは、人の内側にある魅力へ、
そして世界に咲く陽光桜へとつながっていた
写真家は、なぜ桜を植えるのか。松田樹利亜と吉村寛治が迎えたのは、数々のアーティストを撮影してきた緒方秀美さん。写真に向かう原点から、現在の活動へ。その道筋には、人の心を動かす表現の力がありました。
写真に励まされた自分が、
今度は誰かを励ます側へ
ロックスターへの憧れをきっかけに、写真の世界へ。進む道を決めたのは、18歳の頃の出来事でした。交通事故に遭った後、母が持ってきてくれた雑誌で目にした、デヴィッド・ボウイの写真。その一枚に気持ちを支えられ、今度は自分が誰かに力を届けたいと、写真家として生きる決意をしたといいます。
砂漠で変わった、
人を見るまなざし
転機になったのは、撮影で訪れたデスバレー。広大な自然を前に、それまでの自分中心の感覚がほどけ、一人ひとりの存在そのものに価値があると感じたそうです。著名人だけでなく、誰もが持つ魅力を写真で伝えたい。その思いが、各地へ出向く撮影活動につながっていきました。
その人が輝くことと、
世界に桜が咲くこと
平和への願いを込めて生まれた陽光桜。その誕生の物語に心を動かされていた緒方さんは、やがて撮影の収益の一部を植樹へつなぐ活動を始めます。自分の魅力に気づく喜びが、遠くの誰かの笑顔につながる。写真と桜を結ぶ、地球規模のアート活動です。
壁を越えた先で、
また新しい自分に出会う
好きなことを続ける道にも、壁は何度も現れたと語る緒方さん。それでも、越えた先で新しい自分に出会えることが、次へ進む力になる。自分の心が動く方へ踏み出す。その歩みは、私たちにも自分の可能性を見つめ直すきっかけをくれます。
第2回の収録内容をもとに、番組編集部が再構成・要約しました。発言の逐語引用ではありません。放送版とは構成・内容が異なる場合があります。