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THE CONVERSATIONS04 / CHIKACO SAWADA & ATSUSHI ONOZAWA / VOL.2

澤田知可子・小野澤篤 / 第4回 後編

今の自分の声で、
この先も、ふたりで

昔の歌を、今だからこその表現で
39周年に見つけた喜びと、
歌声の隣で鳴り続けるピアノの話

小野澤篤、澤田知可子、松田樹利亜、吉村寛治。コマラジでの収録風景
前編に続き、澤田知可子さん・小野澤篤さん夫妻と語る、これからの景色

39周年を迎えても、歌との関係は変わり続けている。後編では、澤田知可子さんが今感じている表現の可能性と、歌を通して届けたい思いを聴きました。小野澤篤さんとのやりとりからは、長く一緒に歩くふたりの温かな日常も見えてきます。

01

同じ歌なのに、
新しい歌を歌うように

39周年のコンサートで、これまでの楽曲に向き合い直した澤田さん。若い頃は言葉を正しく置くことに精いっぱいだった歌も、今なら、登場人物の気持ちをもっと表現できる。歩んできた年月が、歌の中に新しい発見をくれたといいます。

声の変化を感じる中で、今の自分だからできる表現を探す。同じ曲でも、新曲に向き合うような気持ちで歌える。その話に、樹利亜さんも自身の経験を重ねます。年齢を重ねることが、表現を深めるきっかけになっています。

02

歌が連れていってくれる、
あの頃の自分のところへ

歌を聴いた瞬間に、昔の風景や大切な人を思い出すことがある。澤田さんが「歌セラピー」として大切にしているのは、そんな時間に寄り添うことです。

収録では、新潟県中越地震後の復興コンサートをひとつの転機として振り返りました。誰かを励ませるのだろうかと迷いながら歌い、その経験が、次の活動へ進む力になったそうです。

かつて言えなかった感謝や、自分の中に残っていた思いに、歌とともに向き合う。自分を責めるだけでなく、あの頃の自分を受け止める時間を届けたい。その思いを、ふたりのコンサートで育てています。

03

「BOY」に残る、
同じ空気の中でつくる音

出会って間もない頃、澤田さんからカセットを渡された小野澤さん。その夜にアレンジをつくり、後にレコーディングしたのが「BOY」でした。

録音では、歌とピアノを別々の場所に分けず、同じ空間で一緒に演奏したと振り返ります。互いの空気が伝わることを大切にした、ふたりの音楽づくり。「会いたい」が大きく咲いた花なら、「BOY」は自分を支える幹のような存在だったと、澤田さんは語りました。

04

歌い続ける人の隣で、
ピアノを弾き続けたい

コンサートの帰り道には、できなかったことを責め合うより、楽しかったことや、まだある可能性を話す。お互いを褒め合う時間が、次のステージへ向かう力になっているそうです。

いつまで歌い続けたいかという問いに、澤田さんは、まだ10年は現役で頑張りたいと答えました。今は一本一本のステージが愛おしく、声を届けられることがうれしい。小野澤さんの答えは、澤田さんが歌っている限り、ピアノを弾いていたいというものでした。

40周年、そしてその先へ。ふたりの次の景色は、今日の声と、今日のピアノから続いていきます。

第4回の収録内容をもとに、番組編集部が再構成・要約しました。発言の逐語引用ではありません。放送版とは構成・内容が異なる場合があります。

ON AIR / 2026.10.24 SAT 予定

この物語を、声で

16:30–16:55 / コマラジ 85.7MHz番組の聴き方を見る ↗

PREVIOUS / EP.03 — VOL.1

澤田知可子・小野澤篤 前編

「会いたい」と歩んで、
これからも歌い続ける